観光客が心也清を訪問

5月19日(土曜日)に日本から「上海中国茶・オペラ鑑賞ツアー」参加者のご一行の10名様が心也清茶社を訪ねました。
ツアー参加者の皆様が中国茶や茶菓子を楽しみながら、中国茶についての紹介や茶芸のショーを熱心に鑑賞しました。
今回の日本からの観光客のご訪問は、関係者による企画で催行されたもので、今後も続く計画です。



07年中級茶芸師資格試験集中講座開催のお知らせ

心也清茶社は以下の要領で本年第一回の中級茶芸師集中講座を開催いたします。
参加希望者は6月9日(金曜日)までに茶室に正式に申し込んでください。

開催期日  6/24(日曜日)~30(日曜日)  (最終日は試験日)

開催時間  午前9時~12時  午後1時~3時

開催場所  心也清茶社

提出書類  写真3枚(パスポートサイズ)、パスポートのコピー、最終学歴証明書のコピー

参加費用  4000元/人

主催者    中国茶葉学会

講師紹介
童 啓慶 先生  
浙江大学茶学学科元教授、元学科長。「童派」と称される中国茶芸流派の創始者であり、中国ナンバーワンと言われている中国茶藝専門家。中国国際茶文化研究会顧問。浙江茶葉学会副理事長。

劉 栩   先生
農業部農産品品質検査センター、中国農業科学院茶葉研究所副研究員、茶葉審評専門家。

通訳   福井、 大江

心也清中国茶販売店開店(予定)のご案内

おかけ様で、心也清茶社が設立されてから4年が経ちました。

5年目を迎えた心也清は、中国茶教室に加え、中国茶関連商品の販売店舗を開店することにいたしました。(7月中旬にオープン予定)

中国茶販売店では、今以上に、プロが厳選したこだわりの中国茶を充実して、主に日本の方々にリーズナブルな価格でサービスしていくことを目標にしています。また、新店舗に中国茶を土産として日本に持ち帰りたいと考える方のために最適な商品も置く考えです。

新店舗は現在の心也清茶社(宝石公寓18号301室)の1階入り口です。

心也清の新しい夢を託す店舗として、皆様にご愛顧いただけますように現在急ピッチで内装設計・工事を行っております。

童啓慶先生の茶芸特別講座

 2007年3月25~28日まで、心也清にて茶芸特別講座が開催されました。
講師は、童 啓慶先生。浙江大学茶学系にて、博士を指導されているという大変偉い先生です。お歳は72歳。50年間、お茶の仕事を続けていらっしゃいます。
日本留学の経験があり、現在は年に一度、日本でも茶芸を教えていらっしゃいます。
また童先生は、現在の中国茶芸の基本を作られた方でもあり、茶芸コンテストでは審査員をされています。
今回は、初級茶芸を教えていただきました。
一日目は、緑茶。二日目は、花茶。三日目は、台湾ウーロン茶。四日目は、仕上げで、茶会があるという設定。
午前中は、説明と先生の実演。茶芸の基本を作られたというだけあり、それぞれの動作、すべてに理由があると説明してくださり、「目からうろこ」の毎日でした。
すでに中級茶芸師の資格を持っている生徒は私を含め複数いましたが、毎日毎日得ることが本当に多いと口を揃えていました。
童先生はとても厳格な方で、生徒は度々叱られましたが、その度、童先生のお茶に対する態度や気持ちが本当にまっすぐで、大げさに言えば「身も心も茶芸に捧げている」のだと感じました。
そんなちょっと恐い先生ですが、授業が終われば、気さくに話してくださるし、
得意な太極拳を披露してくださったりもしました。その優雅さ、下半身の強さとバランスの良さが、茶芸の姿勢や「気」の流れに結びついているのだとも感じました。
先生の茶芸は、本当に優雅で美しいのです。
今後、童先生の講座は未定ですが、機会があれば、ぜひお勧めです!
私個人的には、中級もぜひ受講したいとも思っていますので、
大江先生、福井先生、どうぞよろしくお願い致します!!

(関連写真は本サイト=> 日常雑記=>「童啓慶先生中国茶藝特別講座写真集」をご覧になってください)

寄稿 by 杉浦 薫

碧螺春の旅

 2007年4月23日、心也清の主催により、江蘇省太湖に浮かぶ西山を訪れる「碧螺春の旅」が催されました。これは、3月19日一回目の「洞庭碧螺春茶摘ツアー」に続き、この春の二回目の碧螺春の旅でした。旅は、13人を大江先生が引率してくださり、汗ばむほどの快晴に恵まれた一日となりました。

朝8時に万科広場集合。予定通り11時前には西山に到着。重労働の前に昼食を取ることになり、めずらしい太湖料理をいただきました。


めずらしい太湖料理をいただいているところ       


太湖料理を楽しみながら歓談中の参加者達 

昼食後、「蘇州農産物品質と環境監督所」の管轄下の茶園に行きました。4月末ということもあり、すでに茶摘みの時期は少し過ぎていたのですが、広大な茶園には、茶樹と共生する梅やみかん、栗などの木々も多く、それらは新緑に覆われ眩しいほどでした。さらに梅の木にはすでにたくさんの実がなっていました。また茶園からは、遠く太湖を望むことができ、すばらしい自然と接する旅となりました。


茶樹と果樹が共生している茶果園


太湖が見えている茶果園

茶園の中にある小さな小屋には斜鍋が2個あり、そこで説明を受け、お茶作りを見せていただいた後、お茶作りを体験させていただきました。


熱心に説明を聞いている参加者達その一


熱心に説明を聞いている参加者達その二

いよいよ茶摘み。摘み方の説明を受けた後、慣れない手つきで茶を摘みました。
たくさん摘みたいのに、籠の中にはなかなか溜まってくれません。
集中していたら、あっという間に時間は経ち、少し日に焼けてしまいました。


茶果園での茶摘み風景

茶園を後にして、西山彫花楼を見学しました。
皆さん、すでに疲労が見え始めていましたね。


彫花楼前での全員写真

帰路も順調。上海には19時前に到着しました。

摘んで持って帰ってきた茶葉を、翌日フライパンで碧螺春に仕上げ(たつもり)、
さっそくその日の午後、心也清に持って行き、大江、福井両先生に飲んで頂きました。
お二人共、見た瞬間「羊岩匂青?」飲んだ瞬間「白茶?」。
でも、最後には「おいしい」と言わせた!(碧螺春の味ではないかもしれませんが)
そしてその時、「来年は完璧な「碧螺春」を作ろう!」と心に決めました。
みなさんもぜひ、来年は作ってみてくださいね!

寄稿 by 杉浦 薫