2007年4月23日、心也清の主催により、江蘇省太湖に浮かぶ西山を訪れる「碧螺春の旅」が催されました。これは、3月19日一回目の「洞庭碧螺春茶摘ツアー」に続き、この春の二回目の碧螺春の旅でした。旅は、13人を大江先生が引率してくださり、汗ばむほどの快晴に恵まれた一日となりました。
朝8時に万科広場集合。予定通り11時前には西山に到着。重労働の前に昼食を取ることになり、めずらしい太湖料理をいただきました。
めずらしい太湖料理をいただいているところ
太湖料理を楽しみながら歓談中の参加者達
昼食後、「蘇州農産物品質と環境監督所」の管轄下の茶園に行きました。4月末ということもあり、すでに茶摘みの時期は少し過ぎていたのですが、広大な茶園には、茶樹と共生する梅やみかん、栗などの木々も多く、それらは新緑に覆われ眩しいほどでした。さらに梅の木にはすでにたくさんの実がなっていました。また茶園からは、遠く太湖を望むことができ、すばらしい自然と接する旅となりました。
茶樹と果樹が共生している茶果園
太湖が見えている茶果園
茶園の中にある小さな小屋には斜鍋が2個あり、そこで説明を受け、お茶作りを見せていただいた後、お茶作りを体験させていただきました。
熱心に説明を聞いている参加者達その一
熱心に説明を聞いている参加者達その二
いよいよ茶摘み。摘み方の説明を受けた後、慣れない手つきで茶を摘みました。
たくさん摘みたいのに、籠の中にはなかなか溜まってくれません。
集中していたら、あっという間に時間は経ち、少し日に焼けてしまいました。
茶果園での茶摘み風景
茶園を後にして、西山彫花楼を見学しました。
皆さん、すでに疲労が見え始めていましたね。
彫花楼前での全員写真
帰路も順調。上海には19時前に到着しました。
摘んで持って帰ってきた茶葉を、翌日フライパンで碧螺春に仕上げ(たつもり)、
さっそくその日の午後、心也清に持って行き、大江、福井両先生に飲んで頂きました。
お二人共、見た瞬間「羊岩匂青?」飲んだ瞬間「白茶?」。
でも、最後には「おいしい」と言わせた!(碧螺春の味ではないかもしれませんが)
そしてその時、「来年は完璧な「碧螺春」を作ろう!」と心に決めました。
みなさんもぜひ、来年は作ってみてくださいね!
寄稿 by 杉浦 薫