中国茶の簡単紹介文(大江)

 今日は何を書くか悩んでいる所です。
  
 このブログの使い方はよく分っていない事なので一つファイルでもアップしてみようと思いました。思いつきのファイルは今年の夏に上海日本人学校の生徒達に中国茶を紹介するために書いた簡単な文書です。
 ところで、色々やってみた結果、このブログでのファイルアップは条件付きであることがやっと分りました。ファイル拡張子が.docのようなものはだめでした。
 せっかくここまで来ましたので一層の事、その文章を張ってみるようにしました。
 もしそのワードファイルの文書がほしい方がいれば「心也清」が運営している別のフォーラムにアクセスして下さい。

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中国茶の紹介
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一、茶樹について
茶樹は多年生の常緑樹である。
植物分類系統ではツバキ科に属している。
原産地は中国西南地区である。

二、最初にお茶を飲んだのは
人類はいつからお茶を飲むようになったかは確定できないが、最初にお茶を飲んだのは、一般的に神農氏であると言われている。西暦200年末ごろに書かれた「神農本草経」によれば、中国の伝説上の帝王で、漢方薬の神様と伝えられる神農氏が、四千年も前の昔、色々な薬草を探しているうちに毒にあたり、茶を喫してこれを癒したとあり、最初は薬として用いられていたようです。その後、茶の葉を煮たり、蒸したりして不老長寿の仙薬として飲まれました。

三、日本茶の由来
日本にお茶を飲む習慣が伝わったのは、奈良時代の遣唐使や、中国に留学していた僧たちによってもたらされたと考えられている。
日本に茶が植えられたのは、平安時代の初め、804年に唐に渡り、仏教を学んだ最澄が、茶の種子を持ち帰り、比叡山のふもと(現在の滋賀県坂本)に植えたのが始まりと言われている。
お茶が日本での普及は、平安時代末に中国の宋時代に中国に渡った僧の中に、栄西禅師の貢献が大きかった。その宋の時代の茶は、現在の抹茶とほぼ同じもので、精巧な道具を使用して、茶を点てる作法も出来ていた。
これらの茶や道具を宋から持ち帰った栄西は、京都・栂尾高山寺の僧に茶の実を贈った。この土地の土壌が茶の木の生育に適したことから、上質な茶採れるようになった。以後、宇治や静岡など日本全国へと広がるようになった。

四、中国茶の種類
 製法によって7種類に分けられている。
1.緑茶: 龍井、碧螺春、安吉白茶、六安瓜片、太平
2.白茶: 白毫银针 白牡丹(福建省のみが産地と言っていい)
3.黄茶: 蒙頂黄芽、黄大茶
4.青茶: 別称烏龍茶。産地の違いにより
  1) 福建閩北烏龍(岩茶とも呼ばれ、大紅袍が代表)
  2) 福建閩南烏龍(鉄観音が代表)、
  3) 広東烏龍(鳳凰単欉)、
  4) 台湾烏龍(凍頂烏龍)などがある。
5.紅茶: 製茶方法の違いで
  1) 小種紅茶、
  2) 工夫紅茶(滇紅工夫、祁門工夫等)、
  3) 紅砕茶(主にインド、スリランカなどで大量生産)。
6.黒茶: 普洱茶
7.再加工茶:ジャスミン茶、茶飲料など

五、茶器の紹介
 茶盤(ちゃばん) 紫砂急須(しさきゅうす) 蓋碗(がいわん)
 公道杯(茶海)  茶漉し器         茶杯(ちゃはい)
 茶匙(ちゃし)  茶則(ちゃそく)     茶通(ちゃつう)
茶鋏(ちゃばさみ)茶荷(ちゃに)     茶漏(ちゃろう)
茶托(ちゃたく) 茶巾

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